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長沼 政喜; 瀧 富弘
JAEA-Conf 2006-007, p.55 - 58, 2006/06
既設の坑水処理設備で各工程におけるラジウムの挙動を調べたところ、ラジウム除去する前のろ過砂が充填されているスーパーサイフォンフィルタ(以下、「SSF」という。)に通液してろ過する工程で110-4Bq/cm以上あったラジウム濃度が3.710-5Bq/cm以下まで低下している現象を捉えた。この現象は、ろ過砂がラジウムを除去していることを示しており、この現象を活用すれば既存のラジウム除去法である共沈法の欠点を克服することができ、さらに処理コストの大幅な低減化が図られる。そこで、SSFに充填されているろ過砂によってラジウムが除去できる現象を確認することを目的に基礎試験に基づいた実証試験を行った。
小嶋 拓治
JAEA-Conf 2006-007, p.14 - 17, 2006/06
火力発電所排煙中の脱硫脱硝処理,ごみ燃焼排煙中のダイオキシン類の無害化,揮発性有機化合物(VOC)処理及び廃水処理など、放射線利用による環境保全・浄化技術の現状を概観する。
玉田 正男
JAEA-Conf 2006-007, p.9 - 13, 2006/06
線や電子線など量子ビームの照射により、高分子材料に生じるラジカルなどの活性点によって引き起こされるグラフト重合や橋かけ反応により、環境の保全に役立つ材料創製が可能である。グラフト重合では、不織布を基材として用いることにより、繊維状の金属捕集材を合成することができる。従来の粒子状の樹脂捕集材に比較して、吸着速度が100倍程度大きく、取扱いが簡便である。この高性能金属捕集材を用いてホタテ加工残渣からのカドミウム除去,廃焼却炉洗浄水の浄化,海水ウランの捕集,温泉水からのスカンジウムの捕集が進められている。また、放射線橋かけ反応で得られる生分解性材料は、床ずれ防止マットや家畜糞尿からの水分の吸収剤として使用されている。ポリ乳酸を放射線橋かけで改質すると、耐熱性が向上し、生分解性の熱収縮チューブができる。
長縄 弘親
JAEA-Conf 2006-007, p.51 - 54, 2006/06
不活性媒体中で生成する界面活性剤の集合体である逆ミセルを極微量の汚染物質(放射性物質,重金属など)の高選択的な分離・濃縮に利用する。ウラン,ストロンチウム,ランタノイドなどについて、抽出・分離データを示す。また、水環境中の微量放射性物質を測定可能なレベルにまで分離・濃縮する技術や工業廃水中の微量金属を分離・濃縮して資源化する技術への応用について述べる。